2010年12月17日金曜日

流星群撮影転じて

 流星群の夜だというので寒いのをおして徹夜覚悟で出かけてみました。しかし、晴れ予報の夜は、薄曇り時々小雪という、流星群を狙うにはちょっと動機がくじかれるような天気になってしまいました。それでも暗いところを狙って動き回ってはみましたが、真っ暗いところは、案の定見つからないし、どんどんやる気がなくなってしまいました。空を見ても星は少ししか見えないので当然でしょう。
考えを変えて、遙か遠くに見える工場地帯を目指すことに。低い雲が保安灯にあぶられたようにぼんやりと照らされていた辺りに向かいました。


『工場萌え』という血道もあるようですが、初めて撮ってみて、ちょっと分かる気はしました。

2010年11月29日月曜日

影、かげ、カゲ、kage、……

道の側にある林の幹の影。当たり前だが、一本残らず影になって映っていました。走っていて綺麗だなと思ったので、ちょっと後戻りしてゆっくり走り直して……。あまり車の来ない田舎道だから撮ることができたようなものです。


2010年11月23日火曜日

これはスゴい

  
カフェで読んでみた雑誌に紹介されたカフェでサービスされているコーヒーの写真です。これは面白いと思いましたが、なかなか飲み始められないでしょうね。



2010年11月15日月曜日

大豊漁続く


羅臼沖のイカ漁がすごいようです。すでに何十億円もあがっているようですし、船一杯で500万円ほどずつ水揚げを積んでいく毎日のようです。この日の出港は15時。撮ったのは14時半頃。今日も大漁間違いなし!と言いたげなようなもやい船のぎっしり感でした。

港で撮っているときにすれ違った漁師さんは機嫌がよさそうでした。「あれがオレの船だ。どんどん撮ってくれ」と指さしてくれたのですが、どれかがすぐに分からないくらいに港内はイカ釣り漁船で一杯でした。
大きな船も小さな船も、地元の船も本州からの船。一様に縁にイカスミがこってりとついていましたし、イカのにおいに満ちていました。船には発泡スチロールの新しい箱がきっちり積み込まれ、フォークリフトもパレットも箱も整然とスタンバイOK。


出港は定刻通り。何十隻どころではない出漁でした。港外に出ると船は放射状に広がっていき、防波堤の突端を扇の要の如くにして、航跡が扇の骨のようにひろがりました。
と、すぐに漁り火が点って漁が始まりました。

カーテンに映る影






やっぱり、冬が近づいてきた感じが強まってきました。草をベランダに出すのはもうそろそろやめにしないといけません。普段は部屋の中の棚で養生、晴れた昼間などには窓際に並べて、部屋の暖かさと窓越しの日差しで、春までの半年の間は甘やかすことにします。

2010年11月4日木曜日

窓はなんで!?


廃道のトンネル。出入りできないように『ふた』をするのはいいとしても、何で窓までつけてあるのでしょうか。行ったのは夏。草の勢いがよ過ぎて近づくのをやめたけれど、冬が近づいて降り積もる前ならば。行って思い出せたら再訪したいと思っています。

窓があるならば、扉もあるはずなので……。それ以外におもしろいことがあるかも知れません。

2010年10月28日木曜日

10日も経たないうちに

前回の紅葉の写真を撮ったときから一週間と少しを経ただけですが、当地にも降りました。そして積もりました。30cmも積もった一気呵成の初雪に見舞われたところもあったようですが、当地は程良く降り積もりました。紅葉に淡雪とは、なかなか久しぶりの幸運でした。これは、今冬は幸先がいいのではないでしょうか。



2010年10月18日月曜日

板畳のアプローチ


一般的な秋の色ではないかも知れませんが、滑り止めに幾筋にも溝を切り込んだ板のタイルの取り付け道にマツの幹の影が映り、周りのマツから落ちてきた針の葉の黄葉が積もった感じが、その気で見れば秋らしいと思えました。

夏に暑過ぎたせいか、初秋が暖かかったせいか、まだまだ紅葉という感じになってきていませんが、もう10月も後半に入っていますから、秋らしい雰囲気を探すのに焦ります。落ち葉はどっさり積もっているし、ホッチャレは流されたか食われたかでなくなっているし、霜で真っ白になっていた場所もあったし、もしかしたら、赤い秋はそんなにないまま白い季節を迎えてしまうのかも知れません。

2010年10月12日火曜日

光差す時間


いつもは陰になっていて目立たない壁と窓です。通りがかった時には照らされて目立っていましたので、ちょっとトリ撮りを一休みして撮りました。


2010年9月28日火曜日

掩体壕


敗戦間際に造られた飛行機の隠し場所。このような飛行場は、天北や根室半島にもあって、天北のものは、国鉄天北線(廃線)に「飛行場前駅」があり、今でも名前が残っています。60年を優に超えて尚、がっしりと建っていて、周りや上から下からの野生の勢力に抗しているようでした。

2010年9月19日日曜日

看板にも秋の恵み

キノコが生えていたので、いつもは見向きもしない看板に目がいってしまいました。どのくらい目を惹くか。それは、車で通過中に気づいてしまったくらいでした。

2010年9月2日木曜日

野ざらし四十余年

四十年以上もここにあったら、昔はときどき手入れされていたとしても、相当ダメになっている筈。寄贈人の銘板にある名前も相当に古いタイプの名。昭和というより明治、大正かと思えました。双眼鏡の雰囲気もそうだし、『糎』や『瓩』などの刻字もいかめしい。

見て取れる範囲で判断すると、最近は全くの野ざらし状態のようですが、のぞけば何とか見えるし、それに、かすみががって見えたり、見えるはずのないものまで見えるというおまけつきです。


この接眼レンズでは……、当然でしょう。綺麗なことは綺麗だけれども。

2010年8月31日火曜日

ひょんなことから


  前年も同じ切符があったようです。地元の人には「こんなもん……」と思っている人もいました。その人と雑談をしていて、ひょんなことから「入場券」の話になったからもらえました。

  次は、羅臼に通う『定期券』でも配布すれば、もっともっとシャレがきいてきて面白いかも知れません。観光協会さん、いかがでしょう。採用なら、発券番号の1番とか、いい番号のを融通してくださいね。

2010年8月16日月曜日

引退してなお

造り酒屋でかなり昔に使っていた商売の道具。

  随分と使われた感じの道具で、金属が擦れて、丸まって、キズがあって、ツヤが出ていて。大変フォトジェニックな佇まいでした。お役ご免になってから相当な年月を経ている筈なのですが、渋く光る様はしっかりと残っているところが不思議。 
それでも、ちょっと暗いところに置いてあったので、「退役感」を感じました。それに、もう使い方を知っている人はいないのではないでしょうか。その意味でも引退選手です。


大きな商売を百数十年も続けているせいか、沢山の面白いモノがありました。もう使われる見込みはないようなのですが、「古いけどいい」と見ました。 勿論、古いけどまだまだ現役のものもあって、中でも建屋は味わいのあるやれ方でした。煉瓦や建具や金具や……。窓の向こうに2010年のカレンダーを見つけることが出来ました。

2010年8月15日日曜日

サンドウィッチの添え物にしては


 235号線を走って新冠を行き来すると大きな壁画がある。その直下にお店が数軒。
 いつもはどんどん走って移動する辺りだし、ましてや、トリ撮りが主目的の徹夜走行中なことばかりだったので、昼食に立ち寄ることなど考えたことがなかった。

 食べたミックスサンドに添えられていた穂。存在感があり過ぎました。もらって帰ってきていいのかどうか迷いましたが、皿の上に載って出されてきたものでしたので。。。

2010年8月2日月曜日

幻のイバラガニ


 ひょんなことで手に入ったイバラガニ。何でも「幻のカニ」ということで、確かに今まで名前を聞いたことがありませんでした。まあ、北海道へ移住する頃までは「花咲ガニ」を知らなかったことから考えると、かの地ではさほど珍しくもないカニなのかも知れません。見た目はタラバ、味は、……。タラバの味もよく分かっていないので、違いを言い当てることができません。もとより、カニなんぞは年に何度かしか食べていません。値段が高いこともそうですが、食べるのに苦労する、タラバや花咲だと痛い(笑)ということなどが理由です。

2010年7月30日金曜日


 半月ほど前に5周年を盛大に祝った知床。世界自然遺産として6年目の滑り出しは順調。天気はちょっとすぐれないことが多かったのですが、下旬の撮影は充実していました。羅臼側では沖合、ウトロ側では野山に分け入り……。この特別な切符のお陰かも知れません。

2010年7月21日水曜日

十勝、暑い……


 



 暑い一日でした。北海道的な暑さではなく、なかなか湿度もあって、あっという間にグラスも大汗でした。

 この日の昼下がりに行った喫茶店は、丘の腹にあって目立っていて、特に、冬は遠くからでも「休業中」と分かったものですが、夏は周囲の草木の賑やかさに紛れて、うっかりしていると入口を見落とすくらい。こんなことでも夏冬の違いを感じてしまった……。勿論、冬はマイナスもいいところの厳寒。一方この日はガンガンの十勝晴れという違いでもしっかり四季を感じました。

 お店の中は、広くて居心地がよくて、扇風機の風が気持ちよくて、冷たい水を飲みながら、十勝の遠景を楽しめました。置いてある雑誌は、普段は読まないタイプ。ぱらぱらぱらとめくっていくと、ちょっと面白い記事が幾つかありました。


 ちょっと長居してしまいました。

 普段使っている大仰なカメラとレンズ、そして野鳥動物や偶さかの風景や草花から離れて、移動途中に見かける面白いモノ、撮影の合間の休憩の時に見たものごと、などなど、本編の『野鳥動物撮影記』からのスピンオフ度が高い写真を添えてすすめていきます。